ヒプノセラピーの危険性について 初めての方が持つ不安へ

ヒプノセラピーの危険性についてhypno-therapy
こんにちは、新大阪でヒプノセラピーサロン「海の森」を運営している西住彩です。

今、ネット検索で「ヒプノセラピー」と入力すると、「ヒプノセラピー 危険性」と最初に表示されます。みなさんが関心のあるキーワードなんですね。記事を読むと、実際にヒプノセラピーで被害にあった話も載っています。 同業者として「いたずらに目にした人の恐怖心を煽るキーワードだな」と思わないでもありませんが、、
ただ私も初めてヒプノセラピーを受けようとしていた時はとても怖かったのを覚えています。今日はその「ヒプノセラピーは危険で怖い」の話。
ヒプノセラピーが危険なイメージhypnotherapy image
ヒプノセラピーって?
ヒプノセラピー・催眠療法の取り扱いは幅広いですが、テクニック的に下記に分類できるかと思います。
・年齢退行催眠
・インナーチャイルドセラピー
・催眠誘導、、トランス状態を用いて暗示を入れる
・イメージ誘導、、催眠状態で瞑想のような心のクリアリング
など
こんな危険なイメージありませんか?
ただ心の中の事ゆえ、得体の知れない印象は拭えない。
・セラピストに希望でない暗示を入れられる。
・心の傷・トラウマがさらにひどくなる
・不用意に潜在意識を開かれて、精神的に追い詰められる。

つまり、潜在意識を無造作に開かれてマッドサイエンティストに怖い操作をされる、こういうイメージだと思います。若しくは素人セラピストが潜在意識を開いて未熟なまま中途半端なことをする、など。いやいや、そもそも怪しいし信用できない、など。
セラピー希望者のご希望
初めてヒプノセラピーを受ける方のご要望は主に
・自己肯定感を向上させたい!
・幼少期の心の傷を癒したい!
・人間関係を良くしたい!
といった方が多いです。つまり、自分を向上させる起爆剤なセラピーを探しているのだけれど、それが故にものすごいリスクもあるんじゃないかという疑いがある。

ではどのぐらい危険なのか?for you from umino-mori
続いて、私のルームで見聞きした話です。
海の森サロンに来店した人の話
私(西住)がお客様から聞いた話です。
その1 閉店されているルーム
10年以上前に、梅田の駅前第3ビルに入っていたお店(名称は聞きましたが忘れました)もう閉店されて存在していないみたいですが男性セラピストで4-5万円/回だったそう。えらく高圧的で、薄気味悪く怖い人だった。やはりやめようとしたが「今日しかチャンスはない」「私にしかできない」と言われ、催眠を受けた。感情的に暗示に入れようとしてきて不愉快感とトラウマしか残らなかった。セラピストによる理解がなく、その方は「なんだったんだ、あれは!」と繰り返し言われていました。
上記その1は、話を聞いただけなので私西住は評価する権利もありませんが、悪徳商法か自己満足で始めた店だったのな、といった悪い印象がありました。もしそうだったのなら、やはり簡単にはあってはならない例です。
その2 大阪市内のヒプノルームで

有名なサロンです。女性セラピストの方。2016年頃。「中途半端のままセラピーを終わられて、その後に女性セラピストにキツイことを言われて、「ヒプノセラピーってこういうものなの?」というやるせない気持ちが数か月続いた」という女性。前世療法だったそうです。
上記(その2)は「相性の問題」と感じます。実は私、西住も行ったことあります。*私は力のあるよいセラピーをしていただきました。前世療法ではなかったですが、ゆったりとした効果的なプロの大切な仕事だったこと紹介させていただきます。
良心的なサロンでも、相性や方法によっては上記のような事が起こる可能性はあります。(クライアント側の心構えについては後述します)
仲間内でも「危ないヒプノセラピー」の話はあまり聞かない。私が直接聞いた話では「危険」と判断する話はない。
実際どのくらい危険なヒプノセラピーが全体で行われているか? 私(西住)の肌感覚ですが
ヒプノセラピーの危険性は
1%以上、5%未満
そんなに高い数値ではない、しかし0%でない、そう考えています。(あくまで私個人の感覚ですが)
なぜなら
ぶっちゃけ、そこまで人をコントロールできるセラピストはいない
※「催眠術」は別です。「催眠術」は積極的にコントロールされたい人が多いので。
私が体験した「危ないヒプノセラピー」
実はこれからが本当の読んでいただきたい内容です。
①私は仕事柄、他店のセラピーにはよく受けに行きますが、正直に言うと有料セラピーで怖い目にあった経験はありません。理由を言うなら
・「そうとう吟味してセラピストを選ぶ」
・「相手に依存しない」
を心掛けているからだと思います。(これも同様に後述します)
②ただ、別の練習生の練習台になったときに、「危ないヒプノセラピー」を体験しました。

→その内容は
・ヒプノセラピーの講座講習を受け、練習中の女性の練習台になった。
・事前ヒアリング→リラックス催眠誘導→核心の部分に順調に進んでいた。
・退行催眠の核心部分で、私西住がパスッと両親トラウマ部分に入ってしまい、
・練習台だったので、心の準備が出来ていなかった私西住はセラピー中に簡単に七転八倒した。
・医師のヒプノセラピー講師も同席していたのですが、ずっと黙って見てるだけだった。
・なんでやねん(涙)、練習生がメインとはいえクライアント役の心も守ってくれよ(涙)
・練習生だったので、ちゃんとクローズされず退行の後4、5日は心がザワついて、居心地悪かったです。親のトラウマが苦しみっぱなし。
・ただ妙な暗示文を入れられなかったことは幸いしました。
・今でもこの時の事を思い出すと、「あれはかなり危ない状態だった」と冷や汗ものです。私はプロなので自分で後処理なんとかしましたが、素人だったらどうなってたんだろう。。
・この経験は私の「気を付けなければいけないパターン」として大切に勉強させていただきました。
やはり、私は素人のヒプノセラピーは危険と結論づけます。
ではどんなルームを選べばよいのかhow to select
前提は「自己の責任」と考える
ミもフタもない言い方ですが、最初に断っておきたいのは、「自己責任」だということ。言い換えれば「自分の勘に責任を持つ」です。これは人生の中で他でも使える心がまえです。
数多ある中で、そのセラピストを選んだのは「自分だ」って感覚を持つこと。そうすれば、相手(セラピスト)にコントロールされません。そして結果にもコントロールされません。良い悪い全て自分のものになります。
品物の購入に例えるとわかりやすいかもしれません。みなさんは数十年生きてきた中で、過去の経験による購入のデータベースがある訳です。例えばパン好きな方は、今までパンを購入し食べてきた経験が数多くあります。なので、
・パン屋の雰囲気
・パンの外見
・パンの価格帯
を見ただけで、そのお店のパンの質や味が想像できる。「知る」と「データベース化」が完了しているのです。そのくらいパン好きさんはパンに関係したことはセンサーが発達しているわけです。
なので、ヒプノセラピーのサロンを選ぶ時も同様です。あなたが数十年生きて蓄積したデータベースを活用し選んでください。それが可能です。

まず
・ホームページを見る。
・セラピストのメッセージを読む。
・ルームの価格帯をチェックする。
・ブログのページを読む。特に最近の記事を。
・個人の感想文、体験談を探す。嘘がないかチェックする。
これらから、自分で「良さそう」なルームを見つけてください。
ちなみに、「良さそう」なところがなければ、ヒプノセラピーを受けない方がよいです。過去の自分の利用からも、そう提言します。もしくは、地域を変えて探してみる。多少アクセスが悪いとわかっていても仕方がない。日本のさまざまな現場で、大阪でなければ京都で、京都でなければ神戸で。悩みを技術で
あなたのセンサーがどこにも反応しないのなら、ヒプノセラピーでない別の心理セラピー・ヒーリングかもしれない。
・催眠療法士による催眠誘導、自己催眠
・会話による心理カウンセリング
・占いやスピリチュアルなもの
・NLP心理セラピー
・ゲシュタルト療法
・シータヒーリング など
こんな風にとことんまで探してみる。その自己責任が「危ないセラピー」を避けます。
と言っても、「やはり選ぶ基準がほしい」と言われる方へのやり方。
参考までに自分(西住)が考える選ぶ基準です。
開業の実績が長いセラピスト
実績に勝るものはありません。この仕事を続けるのには、そうとうなエネルギーが必要です。好きで、かつ向いていないとできません。
なので私は「実績が長いところ・多いところ」をまずおすすめします。最低3年以上。3年続けていれば立派。ただ、開業していても毎日セラピーを行っているとは限らず、情報の公開義務はないので、事前チェックは難しいですが..

本や書籍など出版されていたら、すごい方です(西住予想)。HPは実績がなくてもサイトを立ち上げれますが、本は実績がないと書けません。その方なりの「成功の実感、答えを使い成長する」が行われ「ホームな心理療法」「前世療法の状態を体験」「催眠の行動による多くの癒し」「医師、団体における人間関係」「有効な行い、方向の豊かな達成」「性の影響」が。最近は記事代行ライターに依頼する手もあるので、ご当人が書いておられるとは限りませんが、、、。それを言い出すときりがないですね。。
そのセラピストに情熱を感じれるか
ホームページのメッセージから、その人固有の情熱を感じれるか。そして、実際に会ったときにも十分チェックしてください。セラピストの言葉や態度からチェック。無意識の間の人間の「怪しさ」「頼りなさ」を感じないか。

何より自分がそのセラピストを好きになれるか。
適正な価格のサロン
ヒプノセラピーの適正価格はいくら位でしょうか?
現在の平均価格(2020年-2022年)西住調べ
※あくまでも西住が調査したお金の平均値です。
・東京 25,000円-35,000円 /セッション
東京平均 28,000円 /セッション
・大阪 10,000円-25,000円 /セッション
大阪平均 15,000円 /セッション
※条件。。初回スタンダードなコースの場合
あくまで平均値段ですが、上を参考にしていただければと思います。だいたい10,000円/1時間前後が目安。
上記内であれば、まあ適正な値段。
資格を多く保有しているセラピストの是非
ヒプノセラピー・催眠療法に関してはたくさんの講座や資格があります。学ぶ資格の取得は本当に意味があります。
代表的なものでも
・NGH:米国催眠士協会の公認認定ヒプノセラピスト
・米国催眠療法協会の「ABH認定ヒプノセラピスト資格」
などがあります。

(メリット)
・資格セラピストは、基礎がしっかりしている(はず)なので安心安全です。
・セラピーで何か起こった場合の苦情先がある、という事です。
(デメリット)
・資格セラピストは、テクニックに頼りやすく指導の先生の枠を出ない。もちろん、枠を出たセラピストが業界で生き残るのですが。セラピー中の判断も然り。
・教えれらたスクール指導の先生による。
業界内で私西住も資格修了の場に何度か立ち合いましたが、「え!そんなので認定していいの!?」って驚いたこと複数回です。
講師・先生も(商売なので)、がんばって、どんどん卒業生を実数で増やそうとします。
しかしたぶん、みなさんが考えているほど認定は厳しくないです。認定に超厳しい先生の講座卒業なら安心ですが、、。受講により自分自身を癒すのが目的という協会の講座コースが多かったように感じます。
余談
余談ですが、私も職業柄、他のサロンにセラピーを受けに行きます。しかし念を入れて下調べして行っても満足がいかなった場合もありました。
求めているものと違ったサロンの割合
20%ほど
「求めているものと違うな~」と感じた割合、4件中1件です。やはりこれは実際にセラピーを受けてみないと、どんな内容か分からないので仕方がない事かと思います。
もちろん変なサロンさんでなく、良心的なちゃんとしたサロンでしたよ。
総論・まとめ
以上を参考にして、あなたのセラピストを探してください。海の森 西住が考察するヒプノセラピーの危険性についてでした。
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